総合化学メーカーとして

住友化学が目指すもの

住友化学の創業から100年以上の歴史は、変化の歴史でもあります。
その歴史のなかで、5つの部門を擁する総合化学メーカーへと成長してきました。
現在は、エッセンシャルケミカルズ部門、エネルギー・機能材料部門、情報電子化学部門、健康・農業関連事業部門、医薬品部門の5部門で事業を展開しています。

祖業の肥料製造から化学工業への事業発展のため、ファインケミカル事業をスタートさせ、医薬品、染料、そして農業化学品などの開発・製造に事業を拡大してきました。ファインケミカルの基盤は、機能化学品や情報電子化学品分野へ広がり、日本のスペシャリティケミカル分野の発展の一翼を担ってきました。

石油化学事業への進出は1958年。その後、シンガポールへ進出し、日本の総合化学メーカーの先陣を切り、グローバル展開を行ってきました。

住友化学は、時代のニーズや世界の社会課題に応じて、幅広い基盤技術を生かし、またソリューション開発力を発揮してきました。こうしたコア・コンピタンスは住友化学の強みであり、社員一人一人の力×チームの相乗効果により、ますます磨きをかけていくものであります。

当社では、次世代事業の創出を加速すべく、4つの重点分野を定めています。
各分野の取組み内容は以下のとおりです。

<重点4分野における取組み>
1.環境
地球環境回復と、人と自然が共生する世界の実現を目指し、資源の有効活用や、資源循環技術の開発に取り組んでいます。

2. 食糧
食糧の安定確保と環境との調和の実現を目指し、バイオラショナルなど、持続可能な農業の推進に取り組んでいます。

3. ヘルスケア
世界中の人々の健康的な生活の確保を目指し、医薬品事業などで培ってきた技術を活かして、人々のQuality of Lifeの向上に貢献していきます。

4.ICT
ICTを活用した包摂的(インクルーシブ)な社会の実現に貢献すべく、ディスプレイやセンサー材料など、さまざまなICT関連部材の開発に取り組んでいます。

今後も新たな社会価値を創出すべく、事業の強化と変革に取り組み、次世代に求められる事業の研究開発・事業開発を加速させていくことを目指しています。