クリエイティブスタッフとしてのキャリアは、多彩な業務経験を通じて広範な視野と豊富な経験を育みます。将来、会社や部門に重大な役割を担い、世界の舞台で活躍されることが期待されています。

この採用区分で入社した先輩たちがどのように活躍しているか、その具体的なイメージを少しでもお持ち頂けるよう、2023年4月に入社したクリエイティブスタッフ5名による本音ベースの座談会の様子をお伝えします。

座談会の内容

●クリエイティブスタッフの入社前後のイメージギャップは?
●現在はどのような業務に携わっていますか? また、業務の中で頑張っていることは?
●仕事の中で大切にしていることは?
●今後の展望は?
●ちなみに、配属に関して心配していたことは?

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A.E

東京本社 健康・農業関連事業業務室
経済学部卒

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H.M

大江工場 生産企画部
経営学部卒

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H.T

大阪工場 生産企画部
経済学部卒

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I.S

東京本社 購買部(原料)
国際人間科学部卒

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U.H

東京本社 無機材料事業部
商学部卒

【座談会テーマ.01】

クリエイティブスタッフの入社前後のイメージギャップは?

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U.Hさん:​

入社1年目から想像以上に仕事を任せてもらえていることです。私は自身の関わる業務報告を専務に対して行うことがあります。若いうちから役員の方とのコミュニケーションを任されるのは緊張しますが、とても貴重な経験になっています。

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H.Tさん:

私も、裁量の大きさがイメージギャップです。入社して半年足らずの間に数億円規模の投資案件に関わることになったのですが、年次は関係なく一戦力として期待されていると感じています。

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I.Sさん:

私もお二人と似ています。ただ、裁量の大きさというよりは、会社に与える影響力の大きさという表現が当てはまります。購買部では、各工場が使用する原材料の調達を担っており、価格交渉や納期調整などの結果が製品価格や生産計画などに大きく影響します。入社前までは住友化学のような大きな会社では先輩社員を見習いながら徐々に経験を重ねるイメージを持っていたのですが、配属から2週間足らずで先輩社員と取引先との折衝の場に同席させてもらい、最近では一人で取引先とのコミュニケーションも徐々に任せられています。入社1年目から影響力のある業務に関われることがありがたいですね。

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A.Eさん:

イメージギャップは無いです。私は、人の良さに惹かれて住友化学に入社を決めた経緯があります。就職活動中に感じた、学生目線で親身に話を聞いてくれた住友化学の社員の皆さんの温かさは入社後も変わりません。例えば、大きな案件を任せてもらった時も、私の不安感を察して「分からないところはあると思うけど、一緒にするから大丈夫」と心強い言葉をかけてもらえて、とても嬉しかったです。

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H.Mさん:

人の良さという点は同感です。穏やかで良い人が多いという実感は私も入社前後で変わらないですね。その上でイメージギャップに感じたのは、話しやすさです。普段は穏やかな雰囲気でも、いざ仕事となると質問や相談をしづらいだろうと思っていたのですが、実際は全然そんなことはありませんでした。気軽に話しかけることができますし、上司や先輩の方から、こちらを気遣って話しかけてもらえることも少なくありません。

【座談会テーマ.02】

現在はどのような業務に携わっていますか? また、業務の中で頑張っていることは?

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H.Tさん:

大阪工場の生産企画部で経理として、大阪工場にある約10の工場のうち1つを任され、投資企画・生産管理・原価管理を担当しています。製造コストに無駄がないかを確認し、大阪工場全体を最適に運営する仕事です。

今頑張っていることは、工場生産量の最適化戦略の立案です。生産現場の理想は「必要なものを、必要なときに、必要なだけ」生産することですが、私の担当する工場では、製品の特性上、一定量をまとめて生産する必要があり、需要が急激に減少した場合には過剰生産となるリスクをはらんでいます。製品需要が日々変動するため、時期的な要因・納期・生産量などから無駄なく生産できる量を常に考え、本社と密に連携を取りながら生産量の平準化を図っています。

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H.Mさん:

大江工場の生産企画部で光学製品の原価管理を担当しています。生産前の想定と実際の製造コストに差異があった場合、なぜ差異が発生したのかを分析し、情報を取りまとめるのが主な仕事です。

私が頑張っていることは、製品や製造工程に関する知識を勉強することです。製造コストの差異の要因を現場の方にヒアリングする際に痛感していることですが、文系出身の私と現場の方々との間には知識量に大きな差があります。原料や機械に関する専門的な言葉が飛び交うことも多いため、知識量の差を少しでも埋め、内容を理解して差額分析ができるように毎日勉強に努めています。

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U.Hさん:

アルミニウム加工品や省エネルギー製品などに使用されるアルミナを扱う無機材料事業部に所属し、業績管理を担当しています。主に営業損益について、現時点での実績や今後の見通しから、予算と前月立てた予想を比較し、差異があれば要因を分析して、その結果を事業部の関係者に報告するまでが主な業務です。

現在頑張っていることは、根拠と説得力のある説明をするために、営業や工場の担当者にヒアリングをすることです。差異分析にあたり、営業の方には販売情報を、工場には原価情報をヒアリングします。1年目であまり知識がない中、自分が得たい情報を引き出す質問を考えることを意識しています。

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A.Eさん:

健康・農業関連事業部門の業務室に所属し、部門全体の業績管理をしています。部門内を構成する5つの事業部の業績について、実績と予想値・予算の差異分析や上司への報告をしています。

私が頑張っていることは、扱う数字の意味や背景を考えることです。私のチームでは主に部門全体の売り上げや利益の分析を行っています。配属当初に直属の上司から「業績管理の仕事で大切なことは、数字の意味や差の要因を正しく理解し、改善策へとつなげること」だと教えていただいた言葉を念頭に置いて業務を行っています。扱う数字が何を意味するか適切に理解することは難しいですが、まずは目の前の情報に対して意識的に疑問を持つよう心がけ、不明な点は担当者に質問するなどして、数字の背景を正しく把握し報告できるように努めています。

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I.Sさん:

購買部に所属し、健康・農業関連事業部門の製品向け原材料の購買業務を担当しています。各工場で求められる品質の原材料を、適正な価格で、必要な時期に納入できるよう調達することが重要な役割です。

今頑張っていることは2つあります。1つはスケジュール管理です。担当している原材料の納入時期の約1年前から準備を始め、新たな購入先の開拓や品質水準等の確認を上司、工場や国内外の取引先と連携して進めています。もう1つが社内外の関係者の方とのコミュニケーションです。課題に対して、自分自身で考えた解決策をわかりやすく説明することを意識し、上司の助言も得ながら、社内外の関係者の方と協働で業務を進めていくことを大切にしています。

【座談会テーマ.03】

仕事の中で大切にしていることは?

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I.Sさん:

社内の関係者とのコミュニケーションにおいて、基本となる「報連相」(報告・連絡・相談)を確実に行うことです。仕事を進めるにあたり、自分自身が当たり前と思っていることが、他の人にとっては異なり、仕事が順調に進まなくなることが起こり得ます。そのような認識のズレを無くすために、現状や今後やるべきこと、重要な事項を判断するタイミング等のスケジュールを、エクセルなどを活用しながら整理し、関係者にもそれぞれの担当業務の立場から確認してもらうことで、仕事の流れ、ポイント、期限などを関係者間で認識共有できるような工夫をしています。

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A.Eさん:

私は相手の立場に立って物事を考えることを大切にしています。所属する部署の役割上、他の部署に依頼を出すことが多いのですが、その際には目的や依頼事項を明確にし、適切な伝え方を心がけています。また、上司に業績報告する際には、求められている内容や要点を自分なりに考えて報告するなど、必要とされる情報を取捨選択して伝えることを意識しています。

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U.Hさん:

大切にしていることは、日々の積み重ねと振り返りです。自主的に、その週にやったことをまとめ、良くしていくための課題などを書き出しています。「どうすれば要領よく仕事ができるか」「次は同じことを繰り返さないように」などを考えることで、その積み重ねが数年後の成長につながると考えています。

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H.Mさん:

私は伝え方を大切にしています。普段の仕事では、他部署や現場の方とお話しすることやメールのやり取りをする機会が多くあります。特に、メールは直接会ったことのない方へ送る機会が多いため、表情が見えず自分の考えを伝えるのが難しく感じますが、極力、ニュアンスや自分の気持ち(感謝や申し訳なさなど)まで伝えられるよう気を付けています。少しでも相手を気遣い、お互いに業務が円滑に進められたらいいなと考えています。

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H.Tさん:

仕事の中で大切にしていることは、直接会って会話をすることです。私の仕事は数字を扱うことが多いのですが、メールで送られてくる数字の背景が見えないことがあります。そういった時は、相手と直接話をすることで「数字の裏にある意味、その人の考え」を把握することに努めています。実際に、相手に会って雑談から仕事の話まで会話を重ねるようになってから、業務が円滑に進み始めました。こういったコミュニケーションができるのも、私のような部外の人間とでも温かく接してくださる、周りの方の人の良さ、職場風土なのだと思います。

【座談会テーマ.04】

今後の展望は?

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H.Tさん:

今後、より高い視座で業務に取り組んでみたいですね。経営層にしか見えない世界や景色があると思うので、少しでも覗いてみたい気持ちがあります。

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H.Mさん:

今は目の前のことで精一杯ですが、今後は、自分の仕事がどこに繋がっているか、全体を見通せるようになりたいです。また、周りの先輩や上司の方の尊敬できるところを取り入れながら、私がそうしてもらっているように、次に入ってくる後輩のフォローをできるようになりたいと思っています。

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U.Hさん:

私の身近にはフットワークが軽く様々な依頼に対応できる方がいるのですが、私も、そんな風に人から頼られる人になりたいです。また、業績管理以外にも、自分で何かを生み出せる仕事にも挑戦してみたいと考えています。

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A.Eさん:

今後は全体の流れや自分の立ち位置を把握し、自分のアイデアも入れながら、楽しんで仕事ができるようになることが目標です。

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I.Sさん:

工場勤務を経験して、自分が担当している業務との繋がりをより理解したいと考えています。購買部の仕事は自分自身に適していると感じていますので、将来は購買部に戻り、工場勤務で得た知見を活かして、仕事に取り組んでいきたいと思います。

【座談会テーマ.05】

ちなみに、配属に関して心配していたことは?

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H.Mさん:

事業所配属への不安はありましたが、杞憂でした。配属された愛媛県の大江工場の寮には同期や先輩がたくさんいるので、寂しさを感じることもありません。みんなが大きな部屋に集まってリビングルームのように楽しみながら過ごしています。

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I.Sさん:

休日はどのように過ごしていますか?

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H.Mさん:

休日は同期と四国の名所や観光地を巡るドライブをしたり、少し遠出して中国地方や九州地方へ旅行したりと楽しんでいますね。地方だからこそ感じる、アットホームな雰囲気の中で、のびのびと前向きに過ごすことができています。

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I.Sさん:

それは良いですね! 私は東京本社配属で会社の寮に入っています。東京本社は同期が多く心強いです。異動もあるので、いつかは離れ離れになることを考えると、少々寂しさはありますが、スポーツ観戦など一人で楽しめる趣味もあるので不安はありません。

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A.Eさん:

私も東京本社配属で会社の寮に入っています。ちなみに、東京本社にはバスケットボール部があり、私も所属しています。住友化学の部活動は拠点ごとに盛んで、事業所のほうが強いですね。

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U.Hさん:

私も東京本社の配属です。寮には入らずに実家から通っています。地方に配属される不安はありましたが、それも覚悟した上で入社しています。ただ、実際に入社してから感じたことは「配属が変わることは、自分自身の視野を広げ、新たな趣味を見つける良い機会にもなる」ということです。愛媛での2週間の工場実習中にも、近くの海で釣りをしたり、ご当地グルメを食べたり、楽しめることがたくさんありました。住む環境が変わる、見知らぬ土地へ行くことの不安は、その土地を住み慣れる中で安心に変わっていくのだと思います。ちなみに、事業所配属になった際にはサッカー部に所属したいと考えています。

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H.Tさん:

配属で心配していたことは無いです。配属先の大阪工場では、技術系の同期も含め、同期皆でテーマパークに遊びに行ったりするぐらい結束が固いですね。また、先日は私の所属部署が企画をして、工場の様々な年齢・部署の人たちが参加する形でキャンプに行きました。