People | プロフェッショナル技術系

ものづくりの

根幹

ともいえる

プラントの

安全・安定操業

を支え、

社会に

豊かさを

もたらす

製品づくりに

貢献したい

【入社動機】

便利で豊かな社会を作ることに貢献している実感と、会社と社員に対する信頼感

ものづくりに関する専門知識を高専で学んでいたこともあり、「将来はメーカーで働きたい」と考えていました。その中でも、人の役に立つことを実感できる、身近な製品を取り扱うメーカーへの就職を希望していました。

一口に身近な製品と言っても、自動車や食品、飲料などさまざまな種類があります。しかし、住友化学の企業説明会に参加したときに、ポリ袋や接着剤などの生活必需品に化学製品が広く使用されていることを知り、「化学製品が便利で豊かな社会を作ることに貢献している」と感じたことから、化学メーカーに興味を持ちました。

その上で、住友化学の工場を見学した際に「こんな大きなプラントで幅広い種類の化学製品を製造する仕事は面白そうだ」と感じたこと、会社説明会で「海外売上収益比率が高い」という説明を受けて「会社の基盤もしっかりしていそうだ」と感じたことが、住友化学への志望度の向上を後押ししました。

最終的に入社の決め手となったのは、社員の方が親切だったことです。まだ学生だった私に、住友化学の事業や工場のことについてわかりやすく説明していただいたことに誠実さを感じ、「社員の方々に信頼感を持てそうだ」と思い、入社を決意しました。

【仕事内容】

プラントの安全・安定操業を支える、トラブル発生時の対応やメンテナンス業務

入社以来、千葉工場の工務部に所属しています。工務部はプラントの安全・安定操業を支援する部署です。

私の担当業務は、製造課から依頼されるトラブルの対応や協力会社とのやり取り、メンテナンス作業の見積仕様書の作成、設備の改善・改良、補修工事に使用する部品管理など多岐にわたります。

日常で起こるトラブル事例(日常補修)としては、例えばポンプの異音・振動などの異常が確認された際には、軸受の振動測定実施や電流値確認、吐出圧力・流量などの運転状態の確認、電動機(モーター)の異常が無いかなどの情報を元に、総合的に補修可否を判断し、ポンプ補修の必要性がある場合は開放点検整備を実施しています。
日常補修工事は、製造課から工事依頼、工務部で内容の確認、協力会社に工事依頼、製造課・協力会社と工事調整、工事着工・完了確認の流れで行います。工務部は工事が安全に滞りなく行えるように、製造課と事前に工事内容や工事範囲、工事期間を調整し、工事が問題なく実施できる設備の状態であるかを確認します。また、協力会社に対して、事故・災害が起こらないように、作業前・作業中の安全管理を行っています。

会社としては、顧客が求める製品、量を供給するために「プラントはずっと動かしておきたい」という思いがありますが、プラントがトラブルを起こして止まってしまうと、製品の製造・出荷が止まり、会社の売上にも影響を及ぼします。場合によっては輸出ができなくなり、日本だけでなく世界への影響もあるかもしれません。

このように、プラントメンテナンスの仕事はものづくりの根幹を担う重要な仕事であり、とてもやりがいのある仕事です。

【印象に残っているエピソード】

初めて主担当として取り組んだSDM工事の工事管理の経験

SDM工事の工事管理を初めて主担当として実施した経験が、印象に残っています。

SDM工事とは、Shut Down Maintenanceと言って、プラントの操業を停止して実施する点検補修工事のことです。千葉工場では定期的にプラントを停止し、機器や配管の開放点検や掃除、異常箇所の部品交換、設備改造、外部のメーカーによる点検整備などを行っています。

このSDM工事は、プラントの安定安全な操業に欠かせない重要な工事です。

SDM工事での私の役割は、プラント各所を見回り、定められた作業が安全かつ問題なく進んでいるのかを確認したり、実際にメンテナンス作業を担う協力会社の方からの問い合わせに対応することです。

私の担当は比較的古いプラントだったため、想定外の事態が多くあり、その場での判断が何度も求められました。判断が難しいケースもありましたが、先輩に相談したり、時には自分で判断したりして無事工事を進めることができました。

SDM工事の主担当は初めてだったので分からないことも多く、大変なこともありました。しかし、目の前で起こる事象について自力で見極め、物事を進めるという場面を何度も経験したことで、SDM工事について適切な対応がとれるようになったと実感しています。

【今後の展望】

自分の判断軸を持ち、ひとりでも仕事を迅速に進められる人材になりたい

周りの先輩社員は、日々判断を求められる業務の中、自力で判断して仕事を進められています。まだ自分で判断できないことも多いのですが、その場合でも、単純に質問するのではなく、自身の考えを持った上で上司に相談をしています。

私はまだ年次が浅く先輩社員に相談することが多いので、経験を積み重ね、自力で判断できることを増やしていきたいですね。周りの先輩社員のように自分の判断軸を持ち、ひとりでも仕事を迅速に進められる人材になること。それが今後の目標です。

【大切にしている軸・価値観】

何事にもプラス思考で取り組む

私が仕事をする上で大切にしているのは、何事も前向きな気持ちで取り組むことです。

例えば、大量の書類を分類してファイリングする作業を頼まれた時に、そのボリュームの多さに「面倒だな」と思ってしまうとモチベーションが下がってしまうでしょう。そうではなく、書類の中身を確認しながら勉強する気持ちで取り組めば、自分のためにもなります。

働く上では、日々の業務の中で、自分の不得意なことや気の進まないことを依頼されることもありますが、どんなことでもプラス思考で取り組み、自分の成長につなげることを大切にしています。