People | プロフェッショナル事務系

自分らしさの

感性を生かして

生産者さんに

向き合い、

農業という

生業を支えたい

【入社動機】

人々の生活を支える仕事×人と接する機会が多い営業職

就活当初、大学時代に社会福祉学科で難民や世界の社会福祉の状況について学ぶ中で、日々の何気ない暮らしがいかに大切かを実感したことから、将来は「人々の生活を支える仕事」に就こうと考えました。

初めは「人々の生活を支えるといえば衣食住だ」と連想し、衣食住に関する業界を中心に見ていました。しかしある日、化学メーカーの説明会に参加したときに、「化学製品は衣服や食品、住宅のようなわかりやすい形ではないものの、実は縁の下の力持ちとして人々の生活を基盤のように支えているものなのだ」と気づきました。それはまさしく、私が就きたいと考えていた「人々の生活を支える仕事」にマッチするものだと考え、化学メーカーに惹かれるようになりました。

また、大学時代には馬術部で主将を務め、人と接する機会が多く後輩の指導にあたることも楽しかったことから、「自分には人と接する仕事が向いている」と考え、「人と接する機会が多い営業」を希望し、職種別にエントリーができるプロフェッショナルスタッフに応募しました。

最終的に住友化学を選んだ理由は、人です。コロナ禍でOB訪問や対面での説明会が軒並み中止になる中、オンラインの面接の際に、住友化学の社員の方々に「営業としてやってみたいこと」や「仕事に対する不安」について、親身になって話を聞いてもらえました。このことから、話しやすい雰囲気の人が多い住友化学で仕事がしたいと考え、入社を決意しました。

【仕事内容】

農薬や肥料の製造・販売を行うアグロ事業部での営業活動

入社後は東京本社のアグロ事業部 企画チームに配属後、1年後には同事業部の東京営業所に、その3カ月後には大阪営業所に異動しました。

アグロ事業部は農薬や肥料を製造・販売する部門です。私はその中で、大阪営業所の営業部にある、植物成長調整剤などを取り扱う「BR(バイオラショナル)チーム」に所属しています。

※バイオラショナル:天然物由来の微生物農薬、生物生長調整剤、根菌微生物資材等を用いて作物を病害虫から保護、作物の品質や収率を向上させるソリューション

普段は部会(農作物の種類ごとにある生産者の集まり)で開催される説明会や農業協同組合(以下、JA)主催の勉強会で商品説明をしたり、農業試験場で試験や調査をしたり、JAや小売店、農地などを訪問して販促活動を行っています。

アグロ事業部の営業の仕事のことは採用面接でも話を聞いていましたが、本社にいたときよりも、営業所に来てからのほうが製品やお客様がぐっと身近な存在になり、アグロ事業部での営業の仕事をよりリアルに感じられるようにもなりました。

今後は営業活動の担当地域を持たせてもらうので、その地域の土地柄のことや栽培される農作物のこと、その農作物に発生する病虫害のこと、病虫害の防除に使える製品とその使い方に関する勉強もしています。

さまざまな知識を身につけて、営業活動を通して生産者さんたちのお役に立つことで、少しでも早く担当地域の農業の発展に貢献したいと考えています。

【やりがいを感じたエピソード】

一人でお客様に商品説明をして、目の前で購入を決めていただいた達成感

お客様が自分の目の前で商品の購入を決めてくださったことが印象に残っています。

東京営業所に勤務していた頃のお話ですが、特定のエリアの小売店に対して卸業者の方と二人で営業活動をしたことがありました。

このときに販促する製品はあらかじめ決まっていたため、聞かれたときにすぐ商品名を答えられるよう、そのエリアで作られている農作物に発生しうる病虫害や、それに対応できる商品の知識を頭に叩き込んで臨みました。いつもは先輩に同行してもらうのですが、このときは先輩の同行はありませんでした。

当日は、商品のチラシを使って小売店の担当者に「こういう病虫害にはこの商品が効きます」と説明して回りました。すると、ある小売店の担当の方が「その商品は農家さんが結構買っているから、病虫害に効くということですよね。買っておこうかな」と目の前で言ってくださったのです。

住友化学という会社の代表として営業に行き、一人できちんと説明ができたこと、それがお客様に伝わって目の前で購入を決めていただけた達成感は何物にも代えがたいものでした。

同時に、「自分が一生懸命説明した結果として置いていただけることになった製品が、今後地域の生産者さんの生業をお支えできるのだ」と考えると、自社製品をとても誇らしく思えました。

【今後の展望】

後輩たちのロールモデルになりたい

アグロ事業部の営業担当として、これから今まで以上に生産者をはじめとするお客様に接する機会が増えると思いますが、自分の感性や視点でお客様に寄り添って、お悩みの声に耳を傾けたいと考えています。

出会ったお客様にお悩みや問題をお話していただくことで問題解決に近づいたり、少しでも気持ちが軽くなって「相談してよかった」と思ってもらえるような、そんな営業担当を目指していきたいです。そして、将来入ってくるであろう後輩たちのロールモデルになれれば嬉しいですね。

【大切にしている軸・価値観】

「人」を想うこと

私はもともと「人が好き」「人と接したい」という性格なので、私の中での軸は「人」にまつわるところが大きいように感じます。

住友化学を選んだのも、住友化学が「人々の生活を支える仕事」と「人と接する機会の多い営業」の両方が叶えられる場所で、なおかつ自分の話をよく聞いてくれる「人」がたくさんいたからです。

また、「人」を想うことは仕事にも活きているなと感じます。

「生産者(=人)が農薬を使うのは、何か解決したい課題や悩みがあるから」と考えているので、商品説明や販促活動をするときは、さまざまな方に直接会ってお悩みの声に耳を傾けるようにしています。そうすることで、少しでも生産者の方々のお役に立ちたいのです。

これからも営業の仕事を通じて、たくさんの生産者の方々と出会って、声を聞いていきたいですね。