People | プロフェッショナル技術系

住友化学の基本理念

「安全をすべてに

優先させる」

を胸に

プラントの操業を

サポートし、

スタッフや地域住民の

安全を守る

【入社動機】

さまざまな業界と接点を持ちながら社会貢献できる、ものづくりの幅の広さ

小学生の頃、サイエンスショーで有名な「でんじろう先生」が出演されたテレビ番組を見たことをきっかけに化学に興味を持ち、理系の道に進み、大学でも応用化学を専攻していました。

就活でも当初から興味を持っていた化学メーカーをメインに見ていました。また、私自身お酒が好きだったことから、別途、酒造メーカーにも応募していました。

ただ、酒造メーカーだとユーザーと接点を持てるのが、お酒を飲む消費者に限られてしまうように感じました。一方、総合化学メーカーは医薬品や農薬、半導体、液晶など多岐にわたる分野の製品を生み出していて、さまざまな業界と接点を持ちながら社会に貢献していることに気付き、総合化学メーカーに惹かれていきました。ものづくりの幅の広さに惹かれたのです。

数ある総合化学メーカーの中で住友化学を選んだのは、国内外問わず幅広い分野に事業を展開しており、非常に高い技術力を有しているということもありますが、決め手になったのは、社員の雰囲気の良さや接しやすさです。私が緊張のあまりにしてしまった変な質問に対してもきちんと受けとめて答えてくださった真摯な姿勢や、交流会のときに感じた社員の皆さんの人当たりの良さから、直感的に「ここがイイ」と思うようになりました。

【仕事内容】

農薬プラントの操業管理・支援(製造現場スタッフや地域住民を守るための安全対策)

私は大分工場の製造課に所属し、工場の安全対策や不具合の改善案、設備の合理化などの検討を通して、農薬プラントの操業を管理・支援する業務を行っています。

たとえば、機器に不具合が起きて操業中にトラブルが発生したときには、不具合が起きた場所を特定して原因を究明します。また、同様なトラブルが二度と起こらないように対策を講じることも大事な仕事です。

古くなった製造設備を更新する際に、県や市などの官庁に提出する申請書類作成も私の役割です。設備を設置する際には、消防法などの法令や自治体の条例で定められたルールに則 って書類を作成し、期限内に提出しなければなりません。危険物設備のことは消防法に基づき消防署に、公害防止関連の法規制を受ける機器については、県や市に書類を提出します。

工場では危険物を扱っていますし、高温・高圧なものもあります。十分な安全対策を実施し、危険と隣り合わせの環境で働く現場スタッフを支援する私たちの責任は非常に重いものです。また、工場の安全は地域住民の安全にも直結します。工場のスタッフの安全を守るだけでなく、地域住民の安全を守ることにもつながっているのだなと感じています。

【やりがいを感じたエピソード】

新剤の試製造を通して培った住友化学の安全マインド

昨年から始まった、新剤導入にともなう試製造準備が印象に残っています。

私の課では除草剤を製造していて、その原料のひとつを中国から輸入していたのですが、中国の工場の操業が停止し、入手できなくなってしまいました。そのため、その原料を大分工場で製造することになったのです。

実は、私の課にとって新剤の試製造は頻繁にあるものではありません。年次を重ねている副課長でも経験したことがないほどです。そのため、試製造が決まったと聞いたときには非常に不安でした。しかし、やるしかありません。

さまざまな官庁申請業務が目白押しだったので、他部署とすり合わせをしながら申請書類の準備を進めました。その他にも、安全に作業を進めるための手順書の作成や、安全対策をチームで検討し詰めていく作業も行いました。

今年から実際に試製造がスタートしたのですが、その際は課長・副課長も含め全員で交替勤務に入って24時間体制で監視しながら製造を進めました。現在はある程度安定してきたため、現場のスタッフに製造を任せています。

最初の頃はうまくいかないことも多かったのですが、四苦八苦しながらチームで改善策を検討し、改良を重ねる過程は大きな学びになり、今後の自信につながりました。

住友化学には「安全をすべてに優先させる」という基本理念があります。新剤導入に伴って安全対策の検討をする中で、自分自身の危険や安全対策に対する感度も高まり、住友化学の社員に必要な安全マインドも身につけることができたように思います。

【今後の展望】

生産管理部門のプロフェッショナルとしての専門性を高めたい

生産管理部門のプロフェッショナルスタッフとして入社したので、プラントのマネージャーや課長を目指して大分工場で実務経験を積みながら専門性を高めようと思っています。

仕事をする上で目標にしているのが、業務上一番接点の多かった上司でもある副課長です。

副課長は仕事をこなすスピードがとても速く、多くの仕事を抱えて忙しい中でも、何をするにも初めての私をサポートしてくださいます。

副課長はとても教え方が上手な方です。わからないことを尋ねると、単に答えを教えるのではなく、「こういうときはここを見ればわかる」「困ったときはここを見るといいよ」という具合に、こちらの自立を促すような教え方をしてくださるのです 。

今、私の課に後輩が入ってきているので、後輩に質問されたときには副課長のような教え方をするように心掛けていきたいと思います。

【大切にしている軸・価値観】

探求心を大切に

私はもともと気になったらどんどん突き詰めたくなり、どんな物事も完璧にこなしたくなる性格なのですが、仕事をする上でも、探求心を大切にしています。

たとえば、私の部署では、業務経験を積む過程で自分の知らない設備を扱うことがあります。ポンプであればどういう仕組みで動いていて、どのように液体が運ばれているのかが気になるので、自分で調べたり、知識のある上司や先輩社員に質問したりして理解するように努めています。