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Philosophy
理念と強み

創業の精神にこそ、住友化学の芯(Core)がある。

1913年、住友肥料製造所として誕生した住友化学。
100年の歴史は、技術革新と事業領域拡大の歴史でもあります。
ありとあらゆる産業の芯(Core)として、日本社会の生活基盤の向上に寄与してきた歴史、
その歴史を貫く住友化学の事業精神をここでは紹介します。

be WORLD CORE その志が、世界の芯になる
01

煙害から農村を救うためにはじめた事業。

1913年、愛媛県新居浜、住友化学はこの地に誕生しました。当時、別子銅山から産出された銅鉱石を製錬する際に亜硫酸ガスが排出され、そのガスは近隣の農作物や森林に深刻な被害をもたらしていました。精錬所を瀬戸内海の四阪島に移設するも、被害は広がるばかり。この問題を解決するために、住友第3代総理事、鈴木馬左也は、有害物質を出さないという解決策を打ち出します。銅の材料である硫化銅鉱石から硫酸を取り出し、その硫酸から肥料となる過リン酸石灰を製造する計画です。この計画を実施するべく設立されたのが、住友化学の前身である「住友肥料製造所」。煙害を防止できるだけでなく、肥料を農家に提供することが可能になり、農業への発展に大きく貢献する。これが、住友化学の事業の芯(Core)となって行きます。

住友第三代総理事 鈴木馬左也
住友第3代総理事 鈴木馬左也

事業精神

「営業の要旨」 第1条 わが住友の営業は信用を重んじ確実を旨とし、もってその鞏固隆盛を期すべし。 第2条 わが住友の営業は時勢の変遷、 理財の得失を計り、弛張興廃することあるべしといえども、いやしくも 浮利にはしり軽進すべからず。

「信用を重んじ確実を旨とし」とは、取引先の信頼、社会の信頼に応えることを最も大切にするということであり、「浮利にはしり軽進すべからず」とは、目先の利益のみにとらわれることないよう、という強い戒めです。
この他に、成文化はされてないものの、「自利利他、公私一如」と言う言葉があります。住友の事業は、住友自身を利するとともに、国家を利し、かつ社会を利するものでなければならない、とする考え方を表すもので、「公益との調和」を強く求める言葉です。住友化学創業のきっかけとなった煙害の解消に向けた対応は、この事業精神が発揮された事例といえるでしょう。

経営理念

住友化学は、1.技術を基盤とした新しい価値の創造に常に挑戦します。2.事業活動を通じて人類社会の発展に貢献します。3.活力にあふれ社会から信頼される企業風土を醸成します。

住友の事業精神を踏まえ、住友化学としての基本精神や指命、価値観を整理し、「経営理念」として、明文化したものです。

再生

住友化学の成り立ち

再生

住友の事業精神

住友化学の成り立ち

住友の事業精神


02

肥料会社から化学会社への進化。

煙害対策を目的としてはじまった肥料事業でしたが、肥料製造に用いられる硫黄量は、別子銅山の出鉱量のわずか6%に過ぎませんでした。硫黄、すなわち、硫酸の消費量を増やすため、1920年代に、硫酸を有効利用できる硫酸アンモニウム事業への進出をはかりました。これに伴い、アンモニアの製造を開始。同時にアンモニアを元に製造される硝酸の事業化も果たします。1930年代に入ると、売り上げに占める硫酸、硝酸など化学薬品の比率は急速に高まり、肥料から化学薬品へと事業領域は広がりました。こうした実態を反映させ、1934年には住友肥料製造所から住友化学工業(その後2004年に住友化学に社名を変更)へと社名を変更。翌年には住友の製造会社ではじめて株式を公開。その後も化学薬品の事業化は次々と行われ、メタノール、ホルマリン、尿素の製造事業が新たに加わります。

接触硫酸工場完成
接触硫酸工場完成
住友肥料製造所(肥料庫)
住友肥料製造所(肥料庫)

03

総合化学メーカーへの成長。

肥料メーカーから化学メーカーへの脱皮をはかった住友化学が、さらに総合化学メーカーとして発展するために必須であったのが、ファインケミカル分野への進出。1944年、合成染料、ゴム薬品、医薬品などの製造を行う日本染料製造の合併吸収によって、ファインケミカル分野での活動をスタートさせました。戦後、除虫菊の有効成分であるピレスロイド系殺虫剤「ピナミン」を販売、さらに自社開発の有機リン系農薬「スミチオン」が大型商品となり、家庭用殺虫剤と農薬分野にも確固たる基盤を築きます。医薬事業については外国企業との提携・合併により事業拡大を行いつつ、住友化学独自の合成技術を駆使し、非ステロイド系消炎鎮痛剤「インテバン(インドメタシン)」、抗不安薬「セレンジン(ジアセパム)」の新製法開発に成功するなど、その存在感を世界に示します。石油化学事業への進出は1958年。日本でいち早くエチレン・ポリエチレン製造工場を愛媛の大江地区に完成させ、その後、ポリプロピレン、合成繊維原料のアクリロニトリル、ナイロンの中間原料カプロラクタムの製造も開始。千葉地区でも大型プラントを建設、石油化学製品の製造能力を大幅に拡大し、総合化学メーカーとして体制を整えて行きます。

《住友化学の事業遷移》

04

これまで築いた基盤の上に、
新たな芯(Core)が生まれる。

住友化学は、長年にわたる広範囲な研究活動を通じて培った、有機合成、無機合成、分析・物性評価、安全性評価、安全工学、設備材料技術、計算機シミュレーションの「基盤技術」、そして、さまざまな製品開発を通じて得た、触媒設計、精密加工、有機・高分子材料機能設計、機能材料機能設計、デバイス設計、生体メカニズム解析という「コア技術」をベースとした「創造的ハイブリッド・ケミストリー」を研究開発の基本戦略としています。つまり基盤技術を充実させ、独自のコア技術を深化させるだけでなく社内外の異種のコア技術を組み合わせ、より付加価値の高い新材・新製品の開発を大きく加速させ、持続可能な社会の発展に寄与することを目指しています。そして、住友化学は素材・材料の開発に留まらず、川下事業や異業種への展開も視野に入れたビジネスへの繋がりをも重視。研究開発の成果を高い効率とスピードを持って高付加価値事業に結び付けるために、業界領域や異分野技術との融合を狙い、内外の大学や異業種企業との技術提携にも積極的に取り組んでいます。

《創造的ハイブリッド・ケミストリーを支える基盤技術とコア技術》

05

これまでの100年の歴史によって、
これからの100年を描く。

住友化学は、1913年の創業以来、日本を代表する化学メーカーとして、常に時代が求める化学素材・製品を生み出し続けて来ました。100年前、「住友肥料製造所」として産声を上げた住友化学。その現在の姿を誰が想像し得たでしょう。現在に至るまでの道のりと発展は、住友化学に関わったすべての人の努力の成果であるとともに、化学の持つ大いなる可能性が無限大に広がっていることの証でもあります。これからの100年、時代の変化は一層早く激しくなっていくことが見込まれます。

今後、化学産業は、環境問題、資源・エネルギー問題、食料問題、疫病への対応など地球規模の課題を解決するために、これまで以上に大きな役割を果たすことが求められています。住友化学は100年かけて蓄積した技術の芯(Core)をベースに新たな技術を開発し、その技術によって世界に広く存在するさまざまな課題に対してソリューションを提供し、新たなマーケットを生み出し、今後100年の人々の暮らしを支えて行こうと考えています。


06

さらなる飛躍を目指した海外展開。

住友化学は、いち早く世界市場への進出を果たしてきました。そのグローバル展開の特徴は、高度な技術力をベースに競争力ある事業を世界規模で展開し、世界各地に研究開発・製造・販売拠点を開設。地球規模でビジネスネットワークを構築し、現地社会と一体となって新規事業の育成に取り組んでいるところにあります。そして、製品輸出や海外進出のみならず、ビジネスの現地化にも積極的に取り組んでいます。

《開発、製造、販売のそれぞれの拠点をグローバルに展開》
be WORLD CORE その志が、世界の芯になる